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コンセプト
2021年に立ち上げたオリジナルブランド「ifuki(イフキ)」。
中村製作所の特長である「ロストワックス精密鋳造」の技術の数々を盛り込んだ、
独自性の高いアイテムを展開しています。
人々のライフスタイルに馴染むアクセサリーのような道具。
使っている時もそうでない時も、生活を華やかにしてくれます。
KATAKURI
薄さ
「ロストワックス精密鋳造」の強みである偏肉成形技術。金属なのに軽やかで、動きのある印象に仕上がります。厚みに強弱があるものであれば部分的に2mm以下、さらに使用する金属によっては部分的に1mm以下の薄さで成形することも可能。製品の軽量化にもつながります。鋳造後の機械加工が少なく、加工コストや材料費を削減できるのもメリットです。
偏肉厚成形技術を活かしたお香たて。
厚みの強弱によって、動きを感じられる。
ロストワックスだから実現できる薄肉。
試作を繰り返し、唯一無二の薄さを実現。
CAGE
透かし
「ロストワックス精密鋳造」最大の特長は、抜け勾配が必要なく、入り組んだ複雑な形状のものが鋳造できること。設計時の制約が少なく再現性も高いため、思い描いたものを自由にカタチにできます。伝統的な香炉などで用いられる「透かし」も、中村製作所が得意とする技法です。
伝統的な香炉を、現代風にデザイン。
複雑な形も組立不要。一鋳で仕上がる。
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多くの工程を経て一つの製品が出来上がる。
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中子を使いゴム型しかできない形状を表現。
MANTLE
中空
中子を活用することで、中空成形も可能です。「ifuki」シリーズのダンベルは、金属の厚みのバランスを細かくコントロールすることで、起き上がりこぼしのように自立するのが特長。このように重心やウェイトを調整できるのは、「ロストワックス精密鋳造」ならではの技術といえます。
まるで彫刻のような佇まいのダンベル。
ロストワックス精密鋳造で偏肉中空成形
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溶接や象嵌によって穴を埋め表面を均一に。
鏡面研磨で金属の持つ美しさを引き出す。
CLAMS
多素材
中村製作所では、銅合金を中心として、アルミ、鉄、ステンレス等の多種の金属を鋳造できる技術があります。100キロの電気溶解炉と、20キロのガス溶解炉を使い分け、大量生産から小ロット生産まで細やかに対応できます。私たちが誇る金属のバリエーション、その色や素材感も楽しんでください。
ペアで色合わせを楽しめる箸置き
取扱金属の豊富さは随一。
小さなものでも一点から鋳造可能。
加工方法によって、金属の表情も変わる。
WALTZ
吹き分け
1つの製品に2つの異なる金属を、同時に一つの型に流し込むという、伝統的な「吹き分け」の技法。型の中でそれぞれの金属が混ざりあうことで、世界に一つしかない流麗な模様となります。また「着色」技法と組み合わせることで、さらに独特の風合いに仕上がります。伝統技法に新世代の感性が融合して、新たな可能性が広がっていくことを期待しています。
吹き分け技法を美しく表現した花器。
2色の金属が織りなす、一点モノの模様。
職人の手で2種類の金属を流し込む。
金属の温度や流し方によっても湯流れが変わる。
POLAR
ワックスの自由性
2つのパーツをワックスの段階でつなぎ合わせることで、金型や砂型では不可能な入り組んだ形も自由につくり出すことができます。銅合金がもつ腐食性を利用し、鮮やかな色彩を発色させる「着色」は、高岡のモメンタムファクトリーOriiとのコラボレーションにより実現。中村製作所が誇る技術に、協力企業の技術があわさることで、可能性は無限に広がっていきます。
2色のコントラストが美しい花器。
3Dプリンターで自由な創作表現も可能に
ワックスの段階で組み合わせて鋳造。
自由なデザインを創意工夫によって形にする。
DESIGNER
阿部 憲嗣
東京を拠点とするプロダクトデザイナー。多摩美術大学 プロダクトデザイン専攻卒業。
素材や、作り手の良さを生かしたデザインを心がけている。
富山デザインコンペ2018/富山デザイン賞受賞をきっかけに、(有)中村製作所と共に工場の技術を用いたブランド「ifuki」を立ち上げる。
https://kenjiabe.com/
企業の方はもちろん、個人のデザイナー、作家さんの作品も一点から鋳造可能です。
OEM・商品開発・作品制作など、私たちの技術でお手伝いできることがあれば、お気軽にお問い合わせください。
info@nakamura-seisakusyo.co.jp