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製造工程
中村製作所のものづくり
400年の歴史をもつ鋳物の町・富山県高岡市。中村製作所は昭和20年の創業以来、戦後の家庭を豊かにする製品から、産業の発展を支える機械部品、暮らしに彩りを添える美術工芸品まで、時代に求められるものづくりを続けてきました。
砂型鋳造が主流とされる高岡で、私たちが専門とするのは「ロストワックス精密鋳造」。寸法精度の高い形状など、その強みを生かした製品を手がけています。また、溶かしたワックスや金属はリサイクルできるため、環境に配慮したものづくりを実現しています。
私たちが誇る技術の可能性を追求するべく、現代のライフスタイルにあわせた自社製品の開発にも力を入れて取り組んでいます。これからも、伝統技術を継承する職人たちの手で、人々の心に触れる、精緻な製品を生み出していきます。
ロストワックス精密鋳造とは
主に機械部品の鋳造法として用いられてきた「ロストワックス精密鋳造」。ワックス(ろう)の性質である、比較的低温で溶けることを利用した鋳造法です。龍に代表される複雑な形状や、きめ細やかな模様、2mm以下の薄い肉厚なども表現できます。中村製作所では、各工程を熟練の職人が、一つひとつ手作業で仕上げています。お客様のニーズに合わせて多種の金属を扱っており、オリジナルの一点作品から大ロットまで鋳造できるのも特徴です。
1. シリコンゴム型または金型を作成。
2. 型にろうを流し込み、ワックスを成型する。
3. ツリーに組み立て、砂をコーティングして鋳型を作る。
4. 脱ろうした鋳型を焼成し、溶解した金属を流し込む。
5. 鋳型を割り、製品を鋳型から切断し仕上げて完成。
6. 完成品 ※写真は、KATAKURI お香たて(ゴールド)になります。